「自分の毛穴がどのタイプかわからない…」という40代の方は実はとても多いです。 毛穴は黒ずみ・角栓・開き・たるみ・乾燥など種類によってケア方法が変わるため、 まずは“自分の毛穴タイプを知ること”が大切です。
このページでは、3つの質問でできる簡単診断から、40代に多い5つの毛穴タイプの特徴、 そしてタイプ別に合うクレンジング・スキンケアの選び方までやさしく解説します。
まずは3問診断|あなたの毛穴タイプをざっくりチェック
YES / NOで進んでいくだけの簡単診断です。 ぴったり1つに決めなくてもOKなので、「自分はこのあたりかな?」という目安に使ってください。
頬や口まわりが乾燥しやすく、ファンデが毛穴落ちする?
夕方になると毛穴にファンデが落ちて、ポツポツ目立つ人は 「乾燥毛穴」または「たるみ毛穴」の可能性があります。
毛穴が丸ではなく「しずく型・縦長」に見える?
表情を動かしたときに、毛穴が縦方向にのびて見える場合は 「たるみ毛穴」寄りのサインです。丸く開いているだけなら「開き毛穴」がメインのことも。
ぴったり1タイプに当てはまらなくても大丈夫です。 「一番近そうなタイプ」を決めて、その毛穴タイプのクレンジング選びから整えていきましょう。
毛穴タイプ① 黒ずみ毛穴(メラニン・酸化タイプ)
小鼻やTゾーンに黒いポツポツが目立つタイプです。 角栓が酸化して黒く見えるケースと、メラニンによる色素沈着が重なって起こりやすい毛穴です。
黒ずみ毛穴は、「汚れ+色素沈着」が重なって見えていることが多く、 「ゴシゴシ落とすほどキレイになる」というタイプではありません。
- 角栓(皮脂+古い角質)が空気に触れて酸化 → 黒く見えやすい
- 紫外線ダメージや摩擦で、毛穴まわりのメラニンが増える
- スクラブ・こする洗顔で刺激が重なると、かえって色素沈着が進みやすい
「とりあえず強いクレンジングで落とす」より、 角栓をゆるめてオフ+摩擦を減らす方向にシフトするのがポイントです。
黒ずみ毛穴と相性の良いケアの方向性
- 温感ジェル(マナラ)で角栓をゆるめてやさしくオフ
- 炭洗顔(PLUEST)で皮脂・黒ずみを集中ケア
- 週数回の酵素洗顔で古い角質をため込まない
- 日中のUVケアと摩擦レスなクレンジングを習慣に
※落とすケアを増やすほど、乾燥・くすみが進みやすいタイプでもあります。 攻めすぎず、保湿とのバランスを意識するのがおすすめです。
毛穴タイプ② 角栓毛穴(詰まりタイプ)
触るとザラつきがあったり、白いポツッとした角栓が見えるタイプです。 クレンジングの仕方が合っていないと、どんどん詰まりやすくなる毛穴でもあります。
角栓毛穴は、「皮脂+古い角質+メイク残り」が混ざって固まり、 毛穴の出口をふさいでしまっている状態です。
- 皮脂量が多いTゾーン・小鼻・あごに出やすい
- クレンジングの乳化不足・すすぎ不足で悪化しやすい
- オイルをサッと流すだけ/お風呂でこすり落とす習慣があると詰まりやすい
- 落とし切れなかった日焼け止めがたまって固まることも
無理やり押し出したり、ピンセットで抜いたりすると、毛穴の出口が広がって開き毛穴に進行することも。 「物理的に取る」より、なじませて溶かして流すケアを意識するのがポイントです。
角栓毛穴と相性の良いケアの方向性
- オイルクレンジング(マイクレ)で角栓をやわらかくしてオフ
- クレンジングは必ず乳化→しっかりすすぐまで行う
- 炭ジェル洗顔(PLUEST)を週数回プラスして詰まり集中ケア
- 皮脂が多い部分だけクレンジング時間を少し長めにする
※「落としすぎ」ではなく、落とすべきものだけきちんと落とすことが大切なタイプです。 乾燥が強い日は、Tゾーンだけ念入りに・頬は短めになど、部位でメリハリをつけるのもおすすめです。
毛穴タイプ③ 開き毛穴(皮脂バランス乱れタイプ)
毛穴が丸くポツポツ目立つタイプ。 皮脂分泌が多いと毛穴の出口が常に広がりやすく、生理周期や季節で見え方が変わりやすい毛穴です。
開き毛穴は、「水分不足なのに皮脂は多い」インナードライで起こりやすいタイプです。 頬や小鼻の横に、丸い毛穴がポツポツと目立つのが特徴。
- 皮脂分泌が多く、毛穴の出口が常に開き気味になっている
- 水分不足でキメが乱れ、毛穴の輪郭が目立ちやすい
- 冷暖房・季節の変わり目・生理前後などで状態が変化しやすい
- 強い洗浄力のクレンジング・洗顔で「取りすぎ」ると悪化しやすい
テカリが気になるからといって、皮脂だけを敵視してしまうと、 さらに水分が逃げて「開き+乾燥毛穴」の両方に進行することも。 「皮脂を整えつつ、うるおいを補う」バランスが大事な毛穴タイプです。
開き毛穴と相性の良いケアの方向性
- 温感ジェル(マナラ)で皮脂・角栓をやさしくゆるめてオフ
- バームクレンジング(cocone)でつるんとした仕上がりに
- 洗いすぎを避け、アルコール強めの拭き取り・収れんを乱用しない
- ビタミンC・ナイアシンアミド配合の美容液でキメを整え、毛穴の目立ちをケア
クレンジングで皮脂を「適度に」落としたあとは、化粧水+乳液・クリームで うるおいをキープしておくと、メイクの毛穴落ちも少しずつ変わっていきます。
毛穴タイプ④ たるみ毛穴(エイジングタイプ)
毛穴が縦にのびて涙形(しずく型)に見えるタイプ。 ハリ不足・乾燥・年齢変化などが重なって、頬の毛穴が目立ちやすくなる40代に多い毛穴です。
たるみ毛穴は、肌の土台のハリが弱くなり、毛穴のまわりの皮膚が下方向に引っぱられることで起こります。 頬の内側〜小鼻横にかけて「縦長のしずく型」に見えることが多いです。
- コラーゲンやエラスチンの減少で、毛穴の出口がゆるむ
- 乾燥でキメが乱れ、毛穴の輪郭がくっきり見えやすくなる
- 表情のクセや加齢によるフェイスラインのゆるみも影響
- 強いクレンジング・ゴシゴシ摩擦で進行しやすい
「汚れを落とす」ことより、肌のハリと乾燥対策を優先することが大事なタイプ。 クレンジングはできるだけ摩擦レス・うるおい残しを意識して選びましょう。
🌿たるみ毛穴と相性の良いケア
- オフクリーム(オルビス)で摩擦レスなクレンジングに切り替える
- ナイアシンアミド配合の美容液で、土台のゆるみをサポート
- レチノール系コスメでハリ不足をケア(刺激が少ないタイプから)
- 化粧水+クリームで「水分+油分」をしっかり重ねる
毛穴だけをピンポイントで何とかしようとするより、 「頬のハリを底上げする」イメージでケアするほうが結果が出やすいタイプです。
毛穴タイプ⑤ 乾燥毛穴(インナードライタイプ)
肌表面はカサつくのに、毛穴だけポツポツ目立つタイプ。 ファンデが毛穴落ちしやすく、40代で特に増えやすい毛穴悩みのひとつです。
乾燥毛穴は、水分も油分も足りない「インナードライ」状態で起こりやすいタイプです。 表面のキメが乱れて、毛穴の輪郭がくっきり見えやすくなります。
- クレンジング・洗顔が強すぎてうるおいまで流れている
- 保湿がローション中心で、油分やクリームが足りていない
- エアコン・季節の乾燥で水分が蒸発しやすい
- ファンデーションの厚塗りで、より毛穴落ちが目立つ
「毛穴をどうにかしたい」と落とす方向に寄りすぎると、 さらに乾燥して毛穴と小ジワのダブルパンチになりがち。 まずは“攻める前にうるおいを戻す”意識が大切です。
💧乾燥毛穴と相性の良いケア
- cocone(バーム)で、メイク落ちとしっとり感のバランスをとる
- オフクリームで、摩擦と洗いすぎをおさえたクレンジングに切り替える
- セラミド・ヒアルロン酸入りの保湿アイテムで「水分の通り道」を整える
- 化粧水だけで終わらせず、必ず乳液・クリームまで重ねる
乾燥毛穴は、「何を落とすか」より「どれだけ守れるか」で変化が出やすいタイプ。 まずはクレンジングと保湿をやさしめに見直すところから始めてみてください。
タイプ別|おすすめのクレンジング早見表
診断結果をもとに、最初の1本を選びやすいようにタイプ別のおすすめをまとめました。
●黒ずみ毛穴
小鼻の黒いポツポツ・いちご鼻が気になるタイプ
おすすめクレンジング- マナラ(無料サンプルの口コミ)
- マナラ(3ヶ月レビュー)
- PLUEST (レビュー準備中)
●角栓毛穴
触るとザラつき・白い角栓がポツッと出やすいタイプ
おすすめクレンジング- マイクレ(ファンケル) (レビュー準備中)
- PLUEST (レビュー準備中)
●開き毛穴
頬や小鼻の毛穴が丸くポツポツ見えるタイプ
おすすめクレンジング- マナラ
- cocone (レビュー準備中)
●たるみ毛穴
毛穴が縦長にのびて見えるエイジングタイプ
おすすめクレンジング- オルビス オフクリーム (レビュー準備中)
●乾燥毛穴
乾燥しているのに毛穴とファンデ落ちが目立つタイプ
おすすめクレンジング- cocone (レビュー準備中)
- オフクリーム (レビュー準備中)
5つのクレンジングの詳しい違いは、こちらでまとめて比較しています。
→ 毛穴クレンジング5選の比較記事はこちら
毛穴を悪化させないための3つの基本
どの毛穴タイプでも共通して大事なのが、「落としすぎない」「守る」「育てる」の3つの視点です。 クレンジングを選ぶときも、この基本を頭の片すみに置いておくと失敗しにくくなります。
落としすぎない(40代の毛穴は乾燥に弱い)
皮脂を根こそぎオフするクレンジングや、ゴシゴシ洗いは逆効果になりがち。 「メイク+余分な皮脂だけ落とす」イメージで、やさしく洗うのがポイントです。
日焼け止めを毎日塗る(黒ずみ・たるみ毛穴対策)
紫外線ダメージは、黒ずみ毛穴・たるみ毛穴の大きな原因。 曇りの日や室内でも、SPF値は控えめでもいいので「毎日塗る」ことが未来の毛穴ケアにつながります。
保湿とハリケアをセットで行う
化粧水だけで終わらせず、乳液・クリーム・美容液までセットで使うことで、 インナードライやハリ不足による毛穴目立ちをゆっくりケアできます。
この3つの基本ができたら、いよいよあなたの毛穴タイプに合うクレンジング選びへ。 次の章で、タイプ別のおすすめをわかりやすくまとめています。
まとめ|毛穴タイプがわかればケア選びはもっと迷わなくなる
40代の毛穴悩みは、黒ずみ・詰まり・開き・たるみ・乾燥と原因が異なります。 まずは自分の毛穴タイプを知ることで、必要なケアの方向性が自然と見えてきます。
「これかも」と思えるタイプがわかったら、次はそのタイプに合うクレンジング選びへ。 あなたの毛穴悩みに寄り添ったアイテムのほうが、無理なく続けやすく、変化も感じやすいはずです。
毛穴ケアを深めたい40代へ|次に読みたい関連記事
- 毛穴クレンジング5選の比較記事
- クレンジングだけに頼らない毛穴ケア(公開予定)
- ビタミンC・ナイアシンアミドの使い方(公開予定)
- 毛穴を悪化させるNG習慣(公開予定)
40代の毛穴は、焦らず丁寧に向き合えばゆっくり変わっていきます。 自分の毛穴タイプがわかった今日が、いちばんのスタートライン。 次は、あなたのタイプに合うクレンジングを見つけてみてください。 比較記事で “選びやすく整理” しています。
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